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「きれいな服装」と「みすぼらしい服装」

Would you stop if you saw this little girl on the street?

グルジアの首都トビリシという撮影場所で、6歳の女の子アナノ(Anano)ちゃんが、「きれいな服装」と「みすぼらしい服装」の両パターンの格好をしたときの、周りの大人たちの反応が記録されています。
きれいな服装」をしているときは周りの大人は親切に接してくれます。しかし「みすぼらしい服装」をしているときは誰もやさしい声をかけてくれないばかりかホールスタッフを呼び退出させようとするなど、態度が全然異なります。
 
撮影時点のグルジアは、経済的に不安定な情勢で多くの子どもが貧困状態とのことですので、もしも同じ内容を他の地域で行った場合に同じ結果となるか…はわかりません。ただこの動画からは、自らが何を身に着けているかで、周囲の人に与える印象とそれによって自身が受ける対応が、大きく変わることがよくわかります。
 
『何万人もの子供たちが毎日人々に避けられている状態を想像してみてください。あなたが気遣ってあげることで状況は変わるのです』
という内容を最後に視聴者に語り掛けています。
 
 
 
…とはいっても人の、特に他人の認識・考え方を『変える』ことは容易ではありません。
 
ただ、みずからあるいはみずからの子どもに毎日着せる衣服に関しては、その気になれば時間単位・シーン別で『変える』ことができます。
 
『衣服は人間の皮膚に次ぐ第二の皮膚である』
 
という考え方もあるように、服装は社会に生きる現代人にとってとても大きな意味を持ちます。
着方も含めどのような服装をするかによって与える印象の違いは社会実験の通り。効果は周囲の人達の目でも、着用者自身の目でもすぐ確認ができるように、衣服には『認識・考え方を変える』きっかけとなるような要素が備わっています。
 
外見に自信が出れば&お気に入りの服を着て出かけるときは、自然と気持ちも前向きなものに切り替わっていくことは実感を持たれている方も多いと思います。
そしてそれは子どもも一緒。仮に傍目からはちぐはぐなコーデに見えていても、自分にとって最高の1着を着ている時とてもうれしそうにする様子は、どのご家庭でもよく見られるありふれた光景ではないでしょうか。
 
ただ社会人ならばともかく、子どもの頃は普通は保護者に着るものを購入してもらいます。たかが衣服といっても簡単に変えられないのかもしれません。
親の収入格差がそのまま子どもの格差へとつながっていく。貧困は連鎖すると書かれている文献もあります。
ネグレクト問題がある家庭も含め、そんな『たかが…』の内容が難しい世帯層が一定数あることは、どの地域の先生方も異口同音に感じていると言います。
 
だからこそ、学校制服の持つ社会的な役割が必要とされています。
制服であれば貧富の差を隠す効果も、仲間同士の連帯感(疎外感を打ち消す効果)を育むこともできます。
 
収入格差、用意されるものによって、子どもがアナノちゃんのように身なりで辛い思いをしないよう、学校制服が有効活用されることを願い、提言活動を行っています。
 
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