本文へ移動

片山衣料のブログ

『売り手よし!!』『買い手よし』『世間よし』の『三方よし』はとても良いことで

2024-03-24
高校制服の追加製造手配と裁断は本日で完了しました。
これで明日以降は…出荷ですね。在庫がある分に関してはどんどん出荷していきます。集計を見る限り、今年は去年より若干多いかな?という感じです。100着が80着になった学校もありますが逆に80着が105着になった学校もあって、総トータルの着数はプラス(単価は様々なので一概に儲かったとは書かない)です。
少子化の中、クラス削減等々を考えれば踏みとどまったかなといった感じですが、需要が毎年増えていくような高度経済成長期と比べれば鼻で笑われる感じの着数増です。
ただ締めて手配も完了しとても気は楽になって、後は作って納めるだけです。


そういえば某グローバル規模の大手商社さんが、『リユース学生服および学用品を次世代にリレーで繋ぐCtoCプラットフォーム』を立ち上げたかと思えば、千葉県のとある地域ではサブスク制服が採用されたりと、新しい販売スタイルが次々と出てきています(聞いた限りではサブスクと銘打ってるのに一般的な月額・年額払いではないらしいので要注意)。原材料価格と人件費の上昇を理由に価格改定は制服業界も進んでいきますが、全部が高止まりというわけではなく、安く変える方法も設定するのはまあいいことですね。ただ同時に制服の製造販売のみにキャッシュポイントをちゃんと設ける(収入を得る機会)する必須と感じています。

自身では制服は会員制ビジネスと言ってもいいかなと考えていて、要は特定校に在籍しているご家庭にしか納品しない(逆に言うと出来ない)商品です。募集生徒数の上限=着数の上限なので、どれだけ会員の集まる場所=契約校を持っているかが総売上を上下します。そういう構造なので着数×単価の構造だと、単価の安いリユースは総売上にマイナスに影響するはずなので、どっちかというとこのCtoCサービスは契約校制服を一社丸々受注するタイプだから、制服の外部流出を阻止する学校さんの目的&リユースショップに流れていた分の取りこぼし分を拾う&CtoC間の取引手数料?&今後の試金石が主眼かな?と勝手に予想はしています。
一定の毎年一定数お下がり需要は発生するのは必然ですので、そのお下がりをすべて管理下に置けば、流通数も把握出来ると。ある程度リユース品が溜まってこれば今度はサブスク対応も可能になると思いますが。
『売り手よし』『買い手よし』『世間よし』の『三方よし』はとても良いことで自分も好きな言葉なんですが、始点の『売り手よし(作り手よし)』が『よし』ではなく『よし!!』でないと続かないですし。


売り手買い手世間
儲かる三方よし?5.03.02.0
一般的なイメージ?3.33...3.33...3.33...
義理人情にあつい場合?1.5~2.05.0~4.53.0
実際はこのくらい?5.04.01.0
どのくらいがベストバランスの三方よしなんでしょうか?表にするとわかりやすくなったような逆にわからなくなったような。
とりあえずこのリユースが『買い手よし』で『世間よし』なのは間違いないですが、『売り手』の『よし!!』がどのくらいか?は注視したいです。ただ…もしかすると大きい商社さんなので、学生制服以外でのキャッシュポイントを考えているのかもです。

そんな記事見ていて、例えば飲食業は老若男女の国民&インバウンド含め全てをターゲットに設定できる(地元客狙いの町中華とか、立地を生かしてインバウン丼とか)できると思いますが、制服製造卸小売って具体的な内容から今一度抽象的に物事をとらえなおして再構築する必要があるよね、うちにとってのインバウン丼商品早く作りたいな~と他社さんの色々な売り方を見て思いました(今お友達企業と一緒に複数の企画を検討中)。
まあ全ては入学式が終わった後です。
3/25追記
今朝また追加FAXありました。。
TOPへ戻る