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片山衣料のブログ

EU(欧州連合)が12月5日、売れ残った服や靴などの衣料品の廃棄を禁じる法案に大筋合意したそうで

2023-12-07
タイトルの通り、EU(欧州連合)の主要機関は12月5日、売れ残った服や靴などの衣料品の廃棄を禁じる法案に大筋合意したそうですね。承認されてから2年後に施行され、中規模企業は6年間免除されて小企業には適用されないそうなので、今のところ当社は対象外ですね。海外への輸出実績はありますが規模的に。

そもそも当社が扱う学校制服は、毎年同じ仕様のものを作り続けるから在庫は多くなりますが廃棄は少ないほうと思います。もちろんモデルチェンジで売れなくなる製品もあって、校章とかがあるものに関しては転用もできないので泣く泣く廃棄はしますが、最終年度は廃棄を減らすようかなり生産調整します。
原反などの資材に関しては、学校別注は関係ない(ただしどの学校も生地指定が多いから他校への流用不可)ので、最終年度に余った生地は当社運営のネットショップで受注生産品用の着数限定素材として利用しています。なので記事では指摘していない原材料の廃棄も減らしています。裁断くずの製造時に出る端材の処分はもちろん発生していますがね。

法案は世界的規模のファストファッションを対象してる感じですが、これってやっぱりEU圏外に輸送して廃棄もNGにしているんですかね?アフリカや南米に寄付や売却という形で送ってしまって「衣服の墓場」を他国に作っている現状も改善させる内容であればいいですが。
制服に関しても、「LGBT対応だ!」「自由に組み合わせができる制服を!」といって種類ばっかり増やす例も多いですが、このEU法案をきっかけに見えていないor見ようとしない?しわ寄せ部分に気付いてほしいです。
EUで売れ残った服や靴などの衣料品の廃棄を禁じる法案に大筋合意したところを絵に描いてもらいました
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