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片山衣料のブログ

コロナからの経済再開時にこの価格高騰は大変ですねと

2023-08-31
先日、信用交換所の方が久しぶりに来社し色々と情報交換しました。
基本うちに来るのは年1回なんですが、毎回色々知らない話を聞けるので大変ありがたいです。ただよくない話が多いのは時期的にはしょうがないですね。原材料価格の値上げはもちろんとして、物流費や燃料費に人件費も上がって大変だが価格転嫁が進まない。と、交換所の方が回る会社さんはどこも似たこと言ってるそうです。

当社の話として物価高騰はもちろん
「今学校制服業界はモデルチェンジの嵐で、うち規模でも8月一件あって9月にも一件あります。」
「プレゼンで新しく話すネタ企画中ですが、その計画がプレゼンでうまく心つかんで受注が増えてたとしても、この値上がりした額の仕入れも増える。けど今のモデルチェンジ乱発期に増やしていかないと、商圏キープだけでは少子化もあって段々減少していくのでむずかしい。」と、まあそんな話。

交換所の方曰く
「昔から景気回復時などの転換期には倒産件数が多くなる傾向があって、今はコロナ明けでこれから経済が再開される時期なので気をつけたほうがいい。」
「ただまあ、学生服業界は毎年必ず需要があっていいですね。他業種では思ったほど需要が戻らず苦戦しているところも多い。」
とまあそんな話を延々としていました。

ちなみに交換所でまとめた過去5年の売り上げと税引き利益の載った資料見させてもらいましたが、中小企業の中では上位の売上規模を誇る企業さん(知り合いが経営の他業種)でも、売上も利益も減だったり、売上は維持してても利益が年々減っていたりと、どこも大変な感じがよくわかりました。

ということで気をつけるべき時期ですね。ただしもちろんピンチはチャンスで、この全国的なモデルチェンジの流れは明らかにチャンスと言えます。当社取引先の中だけでも廃業されたメーカーさんも制服販売店さんも毎年ありますが、その一方で新規の受注もできています。ことわざの通り「入船あれば出船あり」で、新規のネタも色々仕込んでいる最中ですので、耐えるところは耐えて伸ばすところは伸ばしていきたいです。
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