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片山衣料のブログ

今年の入学シーズンも色々ありました

2023-04-26
もうすぐゴールデンウィーク。当社は入学シーズン終わってすぐに衣替えの製造に移るので、ひと段落つくほども余裕なく頑張っておりますが、さすがに連休で体休めたいくらい疲労はしているので待ち遠しいです。

今回の入学シーズンは大幅な遅延が懸念されていましたが、結局は大きく遅延したところはなかったようです。もちろん、未だ体操着が納まっていなかったり、色違いの制服納品して交換対応に追われていたりと他社さんのトラブルは聞いたりしていますが。

ちなみに当社に起こったなんか納得できない事案をご紹介

1.カバンの内側がくっついてる
とあるカバンを納めた園の保護者さんから「カバンの内側がくっついてる!不良品だ!」というお叱りのTELがあり園を仲介し交換対応。回収後現品確認すると氏名記入欄にアイロン接着で取り付けた模様。内側がくっついている箇所はまさにその箇所。これは…ということで園と協議し注意文を新たに作成しました。

◯ご返送の商品の状態 本体生地の裏加工(PVC)が、加熱により溶解しております
◯本体生地 組成について
表素材 : 420D (デニール)ナイロン 
裏加工 : PVC加工(ポリ塩化ビニールを生地へ圧着させる加工) 
※PVCの耐熱温度は約60~80℃ 
◯今後の対処について 
サイトに以下の注意書きを記載し、保護者様に向けて注意喚起をおこなう 

注意事項 
カバン類の内側素材にはPVC加工(ポリ塩化ビニールを生地に圧着させる加工)を施しています。 この加工は柔軟性や耐久性に優れ、耐候性や化学薬品に対する耐性があるため、防水性の高いバッグやリュックサック、ビニール製のショッピングバッグなどに使用されています。 ただし、耐熱温度は約60~80℃のため、アイロンなどによる加熱によって素材同士がくっついてしまうことがあります。アイロン接着タイプの名札付けはお控えください。

2.シャツの不良
いくつかの販売店でですが、「シャツの内側に汚れありこれは不良品なので返品だ!!」(白なのに開けて着たよね?汚したのは誰?)だったり、「一回洗っただけでパンクした!!」(どう見ても複数年使用しているような年季の入った品ですけど)とかですね。前からありましたが最近は特にひどい。


「これは...」というトラブルがあるたびに、当社も防御策としてマニュアルや注意書きを増やしていかなければいけないのが大変ですね。
アメリカの飲食店でコーヒーこぼして、事前に警告してなかったからと高額賠償になった話を思い出します。
日本でも最近特にとりあえずなんでもクレーム言ってみる感じになっているのかなと不安になります。
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