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片山衣料のブログ

制服マスターメーカーとなりました!

2022-12-17
今冬に入り静岡県内の2つの公立中学校さんで、令和6年4月からの新制服デザインのマスターメーカーとして選んでいただけました。とても光栄なことで大変うれしく思います!マスターメーカーというのはその学校さんのフルモデルチェンジする制服の仕様についてを取りまとめる立場で、複数社が参加する制服プレゼン等で選出されます。

制服プレゼンというとやはり3アパと呼ばれる全国大手さんがとても強いので、地場メーカーとしては全国どの地域も苦戦しているとは聞いていますが、これで貴重な2校の採用実績を残すことができます。今年は特にLGBTQ対応からの全国的な制服変更の動きがありプレゼンも多いので、当社のような地方企業の立ち位置でもコンペに出る回数が増え慣れてきた?のかもしれません。結果発表後に学校さんへの挨拶の際に採用の決め手についてお伺いすると「片山さんの提案が一番内容がよかったよ」と泣かせるご意見を頂いており、内容としては決して大手さんに負けていない、伝え方・話し方がとても重要なんだと思い知らされました。

そういうことで、公正なプレゼンであれば当社でも十分勝ち目はあるという事ですね。
来年のプレゼンも採用いただけるよう話し方を磨いておこうと思います。
ただ、大手さんの行う頻繁な学校訪問によるザイオンス効果(何度も繰り返し接触することで、好感度や評価が高まっていくという心理的傾向)はやはりすごく強いらしいので、頻繁…はともかく定期的な挨拶は欠かさずに行うようにはしておくようにはします。
ほんとは小ロット多品種化が進んで効率悪くなるので、制服プレゼン(変更)しないでほしいですけどね。


























ちなみに公正なプレゼンと書きましたが、まあ色々この業界もあります。とある中学校で、制服プレゼンがあるので参加希望を出すと「先着メーカー数社で決める」「仕様は公開するので待っていてほしい」とのことでしたから待っていましたが、結果は特定メーカーの1社縫製(他メーカーは供給できない・独占)となっていたり、とある学校では選考過程でとあるメーカーの担当とその学校の先生が退職するということがあって、プレゼンが振出しに戻ったり、、〇〇があったとかって噂話はありますがここでは書きません。けど色々ありますよね。「公正な制服の在り方については無知だから、教えてほしい」と仰られるちゃんとした先生もいらっしゃれば、教育委員会の通達も無視し地元販売店の経営が成り立たないような恐ろしい内容で一方的に決めてしまう先生もいらっしゃいます。とある市議会ではこの事を問題視していて、調査を始めていたりしていてもしかすると来年以降、ニュース沙汰になることもあるかもしれません。
なお、今回の当社案採用校さんは2校とも各社縫製方式ですのでちゃんと仕様書を公開します。
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