本文へ移動

当社が考える学校制服におけるSDGsの取り組み

SDGsの取り組み

片山衣料株式会社は企業活動を通じたSDGs達成への貢献をめざしています。

SDGs(Sustainable Development Goals)とは

SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことで、2015年9月の国連サミットで採択された2030年までの国際目標です。

「地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)」という誓いのもと、人間、地球及び繁栄のための行動計画として、「貧困」「健康と福祉」「教育」「働きがい」「気候変動」など17の目標と169のターゲットで構成されています。

SDGsは発展途上国のみならず先進国自身が取り組むユニバーサルなものであり、日本でも積極的に取り組まれています。

当社が考える学校制服におけるSDGsの取り組み

学校制服は学校、地域、生徒のシンボルとなるとともに主体性を育むための最適なツールともなります。 
近年ジェンダーフリー対応のためのモデルチェンジが全国的に続いていますが、当社としましては新制服を提案するにあたり、ジェンダーフリーについて向き合った提案であることは前提に、もっと広義の視点、SDGsの複数の観点から学校、地域、生徒とその家庭の為になる制服を提案しています。

ジェンダーフリーについては、SDGs 持続可能な17の開発目標と169のターゲットのひとつで
『5 ジェンダーフリー平等を実現しよう』 
5.cジェンダー平等の促進、並びに全ての女性及び女子のあらゆるレベルでの能力強化のための適正な政策及び拘束力のある法規を導入・強化する。 

と謳われています。
全世界でこのSDGs17の目標に向けてあらゆる活動をしていますが、個々の目標にひとつずつ解決策があるわけではないと考えています。例えば貧困、飢餓、教育、女性蔑視は、その原因も問題解決の糸口も複雑に関連しています。 当社では学校制服というツールには、『5 ジェンダーフリーの解決』と共に

『1 貧困をなくそう』
1.5 2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に暴露や脆弱性を軽減する。
『8 働きがいも経済成長も』
8.4 2030年までに、世界の消費と生産における資源効率を漸進的に改善させ、先進国主導の下、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組みに従い、経済成長と環境悪化の分断を図る。
8.92030年までに、雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業を促進するための政策を立案し実施する。
『10 人や国の不平等を無くそう』
10.2 2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、全ての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。
『11.住み続けられるまちづくりを』
11.6 2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。
『12 つくる責任 つかう責任』
12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。
12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
『17.パートナーシップで目標を達成しよう』
17.17さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。

このような関連する多くの目標に対して問題解決の糸口となる可能性があると考えます。 現時点という‘’点‘’にまでおいてはジェンダーフリー対応が重要視されていますので『5 ジェンダーフリーの解決』に対応した価値観のアップデートができていれば最適解かもしれません。ジェンダーフリー対応として小規模の学校であっても学校別注アイテム数をこれまで以上に増やして、自由に選べるような制服を採用される例も見てきました。

ただそのような決定をされる学校が増えれば増えるほど、川上であるメーカー、川下の小売業、川中の卸と全てにおいて、これまでにないほど在庫負担や納期の遅延といった、学校や生徒家庭からは見えない部分での不可が増えてきています。
中長期的に’’点‘’ではなく‘’線‘’という観点でとらえると、『5 ジェンダーフリーの解決』のみにフォーカスした決め方では様々なゆがみ、しわ寄せがあり持続可能な取り組みではないと感じています。実際に制服の遅延問題はここ数年ニュースになっています。

当社では『5 ジェンダーフリーの解決』のためだけでない持続可能な学校制服環境の構築と維持が必要不可欠と考え、上記にあるSDGs複数の取り組みを考慮した提案をしています。

SDGsの17の目標

世界を変えるための17の目標「SDGs」
  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  1. 人や国の不平等をなくそう
  2. 住み続けられるまちづくりを
  3. つくる責任つかう責任
  4. 気候変動に具体的な対策を
  5. 海の豊かさを守ろう
  6. 陸の豊かさを守ろう
  7. 平和と公正をすべての人に
  8. パートナーシップで目標を達成しよう

静岡市SDGs宣言

当社は地域社会の一員として、地元静岡市の推進するSDGs活動に賛同し、当社としてのSDGs活動をまとめ、宣言を行いました。
 
いち地方企業としてできることは何か?学校制服にとっての持続可能な開発目標は何か?今後も模索しながら社会貢献活動に従事し、次世代へつながる豊かで暮らしやすい街づくりと地域の発展を目指します。
TOPへ戻る