片山衣料のブログ
制服を着ない時代?
2025-09-02
近年の異常な暑さの影響もあってか、「制服をほとんど着ない」学校が増えてきました。地域差はあるものの、中には「入学式で着たきりで、その後はほぼジャージや体操服登校」というケースを先生から聞きます。
実際、ほんの数年前に制服を新しく選定した際には、暑さ対策として“ひんやり系”機能素材を採用していたにもかかわらず、それでも入学式翌日から体操着で登校してして制服業者としては複雑。
つまりこれは「制服の性能」の問題ではなく、「学校ごとの服装指導」や「文化の差」によって着用率が大きく変わっているということでしょうね。制服を日常的に着ることで服装の指導(教育)と愛着を育てている学校もあれば、ほぼ“式典用の礼服”に近い扱いになってしまっている学校もあって、後者においては、保護者にとって制服は割高な出費に感じると思います。
もちろん昨今の酷暑は深刻です。しかし「暑ければ脱ぐ」だけではなく、「暑いからこそ着て守る」という発想もあるはずで、 例えば中東の人々は宗教的背景からか全身を覆う服装をしていますが、もしそれが本当に“暑さに耐えられない格好”であれば、何百年という歴史の中で自然に淘汰されていたはずで。むしろ強い日差しや、乾燥から体を守るためにも「着る」という選択だったんだと思います。日本でも海やプールに行くときってのは男女問わずラッシュガードを着るのが一般的になりました。「暑いから脱ぐ!」ではなく、「暑いからこそ着て日差しや暑さから身を守る!」という発想も、40℃越えが頻発するご時勢にはいいんでない?と思います。
例えば、最近はひんやり系のステテコとかインナー系が売ってるし女性のみならず男性の日傘率も増えてきてるのですが、そういうのは校則的にはどうなんでしょうね?
例えば、最近はひんやり系のステテコとかインナー系が売ってるし女性のみならず男性の日傘率も増えてきてるのですが、そういうのは校則的にはどうなんでしょうね?
制服着用率の高い学校に訪問した際には「そういうのってOKなんですか?」って聞いてみようと思います。
なんにせよ制服は単なる衣服ではなく、学校生活の象徴で思い出の一部になるんですから、その価値を損なわずにどう快適性を高めるか。制服単体の仕様で解決できる内容ではないのでむずかしいですが、気候変動への対応と文化的意義の両立を探っていきたいなぁ…と、2学期が始まって登下校再開の学生さんらを見て思います。











