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片山衣料のブログ

今年は異常...いまだ夏服一部回っています

2022-10-21
例年であれば9月上旬には来年用の夏制服はすっかり縫いあがっており畳んで箱入れして備蓄用倉庫に保管しているんですが、今年はまだ一部製造ラインで夏服を回しています。
というのも、
  1. 通常即納されるはずの(年間発注計画出してたのに)原反が3カ月近く遅延した
  2. コロナや機械トラブル、台風15号の影響で製造が止まることがちょこちょこあった
という感じです。
ちなみに当社備蓄保管用倉庫は先般の台風15号の浸水エリアでして、当社の荷物は直接的な被害はありませんでしたが数日かけて緊急搬出していますし、これも遅延の理由にも上げられるかと思いますね。

で、現在は裏地の制菌ツイルがやっぱり数カ月遅延して入ってくるのでなかなか取り掛かれないし、園服の生地に至ってはこれから客注も多く入ってくる時期なのにいまだ納期未定のまま半年経過です。
そんな状況ですが新規モデルチェンジ(来年4月から着用)の学校がちょこちょこあって、そちらのスラックス&スカート用生地の上がりが2月末~3月上旬予定。そこから裁断&縫製開始ですので、高校制服の追加製造のピークと重なる…考えるとちょっと恐ろしくなります。。

上記1.2.は当社に関する遅延理由ですが、モデルチェンジの決定遅延による生地手配遅延=全体的な納期の遅延は全国的な問題で、このままいくとシーズン本番中は製造キャパを超えて、全国的にこんなことになってしまうのでは!?と業者内では危惧しています。
また別の生地では、とある商社の主力品番で在庫も多く抱えている生地だったのに、機屋(はたや)さんが倒産して今シーズンの追加製造絶望的だそうで。
こちらはまだ多めに持っておいたのでまだよかったですが本当に先が読めないです。
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