静岡市清水区の学生制服製造卸及びビジネスユニフォームと靴の卸、直売を行う片山衣料株式会社です

今シーズンに官需物件（給食の白衣）を落札しましたが、数年前～十数年前に比べて着数が半分以下になっててその関係で別色で染める生地も割高になってきています。なので1着当たりの単価は、原材料価格その他高騰の影響で上がる+小ロット生産ということで更に上がる、けれど装着数は激減しているので売り上げ高は下がるとなかなか厳しい感じですね。当社としては夏場の閑散期に工場回す仕事なので多いほうがいいのは確かですが、少なくてもありがたいとは思いますが。ただ、その生地の納品が7月下旬の予定が遅延し納入が本日に…。工場の休業日を変更しお盆休み期間中ですが裁断だけは進めておく必要がある、これってオーナーズトラップだよねという愚痴はまあ別の話。。

話を戻して着数が減っている理由として、少子化以外にも自治体が予算を絞っている…というのもあるみたいで学校から「自治体に申請しても必要数が供給されないので、学校予算で追加購入したい」とTELがありました。

その他物件でも去年も今年もこの時期になっても音沙汰がないものがチラホラあります。官需としては過去ある程度一定数のボリュームで（多い年と少ない年とありますけど）毎年出てくるのが普通だったのですがこの2年でずいぶん変わりました。自治体の担当に聞くと「前回は在庫で十分賄えた、今年は予算が…」と回答いただくこともありましたし。入札なので元々落札できない事のほうが多いんですが、その機会自体ないとなると官需をメインに据えている企業は大変だと思います。

今月は自治体のパブリックコメントへの参加依頼もあるので、そのあたりの状況をもし聞ければ聞いてみようと思います。まあパブリックで話す内容（第4次総合計画策定に関する意見交換がメイン）ではないので名刺交換時の立ち話でするレベルですけどね。