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片山衣料のブログ

私立高校の先生が給料未払いでストライキ

2022-05-12
和歌山県の私立和歌山南陵高校で、給与の未払いなどを理由に教職員が11日の授業をストライキ(取りやめ)していたことが本日ニュースになっています。理由が、校長以外の全教職員が4月分の給料が支払われていないんだそうでストライキせざるを得ないことに納得。

お支払いはとても大事で、当社でも納品先の制服販売店から売掛回収するのに苦労することが多々ありまして、売掛の回収に1年かかるお店も過去あって取引一旦停止し、回収した後に代金引換(別注品の場合は先振込)にしたところもあります。信頼関係がないと掛け売りはできませんし、それは給料も一緒で、支払いの遅延は非常によろしくないですね。先生だから収入源のほぼすべてがお給料からでしょうから私生活に直結の大問題なんだと思います。今後は少子化の影響もあって定員割れで継続が困難になる学校が多くなる見込みですから今後同じような問題や募集停止のニュースが多くなってきそうな気がします。すでに静岡県私学協会の志願状況(倍率)見ても生徒集めに大変なのがわかりますし。

個人的な話ですみませんが親戚に大学の教員をやっている人(教授ではない)がいて、その人曰く
「これから少子化でなくなる大学も多く出てくるから、どこの大学で教授の席を見つけるかってのが大事」
「名の通ったところで教えていたり、何か実績を積み重ねていかないと次が見つからない」
だそうです。現在は有期雇用契約で教授のポストにならないと安定しない(無期にならない)んだそうですが、じゃあどこの大学でもいいから教授になればいいってわけでないと。せっかく教授になれたとしてもその大学が定員割れで存続できなくなるような不人気校だったら路頭に迷うだけだから、ということです。

このニュースから、私立高校や大学の教育分野だけの問題ではなく日本が今後少産多死の人口減でシュリンク(縮小)していっているから今までと同じではやっていけないからこそ、時世に合わせうまく収支をリバランスして事業継続していく方法を模索する必要があると感じています。
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