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片山衣料のブログ

BOPIS(ボピス)とは?

2022-05-06
オンラインで注文して自宅以外の場所で受け取ることをクリック&コレクトと言ったりしますが、類義語?ではBOPISという言葉があります。BOPISとは、「Buy Online Pick-up In Store」の頭文字を取ったものでして「ボピス」と読みますが、文字通りオンラインで買ってお店でピックアップするするスタイルです。
近年はどんどん新しい販売の考え方と略字が出てきて覚えるのに一苦労ですが、BOPISについては言葉自体はともかくまったく新規の考えということも無いですね。クリック&コレクトが自宅以外での受け取りに対して、お店でのみの受け取りのBOPISはクリック&コレクトの一部というニュアンスで受け取っています。 
欧米や中国の大手小売業では導入が進んでいるそうです。

先月下旬に某著名人が関わっている「小麦の奴隷」というパン屋さんが静岡市の清水区内にオープンしましたが、そこではアプリ上で注文し店舗で受け取ることもできるようになるとのことでまさにBOPISですね。
ただアプリ上ではTシャツも販売していてそちらは自宅配送してくれるみたいです。さすがにパンと一緒にBOPISはできないのかな?それはともかく、パンは制服と違って毎日新しい商品を焼いてそれらを売り切って翌日はまた新しく作って…というサイクルでしょうから、その日は売り切れで残念!というシチュエーションを減らすのにも効果的なんでしょうね。

ちなみに制服の場合、来店されたお客に「ではご用意できましたら連絡しますので再度お越しください」というスタンスのお店は人気なくて、お客さんはそのまま近くの取り扱い店に買いに行ってしまうという話はよく聞きます。スカートによくある規格外サイズ(ウエスト66cmで抜き丈60cmが規格サイズだけど抜き丈62cmにしたい)とかなら即渡しができないないものわかりますが。定番サイズのカッターシャツも置いてないようだと「あのお店いつ行っても置いてないから、あっちのお店行ったほうがいいよ」とママさんネットワーク上ですぐ広まるので無視できないものがあります。

売れない→在庫持たない(持てない)→客足が遠のく…と負のループにはまらないように注意が必要で、お客様は欲しいものが来店時に買って持って帰れるように、けれどお店としても在庫過多で廃棄を増やさないように(このパン屋さんの場合は食品ロス)するためにもBOPISはいい取り組みだと思います。

ちなみにここのお店のパン、本当においしかったです。小麦が違うのか焼き方が違うのかパンについては食べる専門なのでさっぱりわかりませんが。
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